「ENOG」でもっとカラーを楽しめる
自分だけの色を自分の手で。
ミルボンさんより新ヘアカラーブランド
クリアで高発色高彩度・混ぜても色ブレが起こりにくいカラー剤
「ENOG[エノグ]」が6月に誕生。
自分だけの色を作り出せるカラー剤
「ENOG」とは?
ミルボンさんから新登場の高発色・高彩度のカラー剤です。また、「ENOG」ホリッカーラインはミルボンさんから初の塩基性カラーとなります。
まさに「ENOG」の名前の通り、絵の具のように色遊びができる
自分だけの色を作り出せるカラー剤になっています。
色を混ぜると思っている色にならなかったり、濁った色味になってしまったりすることが多いと思いますが
「ENOG」カラーは絵の具のようにMIXして使い、自由自在な色作りが可能で、カラーにこだわりを持つ美容師さんにはより楽しんで使っていただける魅力的なカラー剤です!
カラーについての理解度が試される「ENOG」。
より「ENOG」のカラー剤を活かすためには
「アンダーカラー」「ブリーチコントロール」「カラーサークル(色相環)」
の知識が重要になります。
自由度が高いカラー剤だからこそヘアカラーの基礎知識・技術が重要。
「ENOG」はカラーが得意な美容師さんにぜひ使っていただきたいカラー剤です。
「ENOG」のラインナップ
「ENOG」のラインナップは大きく分けて2タイプ。
「アルカリカラー」「塩基性カラー」
この2つを組み合わせることで色表現の幅が広がります。「ENOG」についてそれぞれの特長や使い方について詳しく見ていきます。
【ENOG】アルカリカラー
【ENOG】スタンダードライン
☑色相・明度・彩度コントロールの基軸となるライン
☑高彩度な7色相はほぼ7と9レベルでの構成
☑明度・彩度を抑えたい場合はブラウンやモノトーンで薄めるなどして対応可
【ENOG】テクスチャーパレットライン
☑スタンダードラインやプレイラインを薄めながら質感をコントロールできる
☑彩度を抑えたり、質感を変えたり、調整することができるライン
【使用方法】メインの色に+10%~30%MIX
【ENOG】グレイブースター
☑グレイカラー対応のライン
☑透明感や色味を損なわずに白髪を馴染ませるカラー
☑スタンダードラインにミックスし白髪率20%までは対応可
【使用方法】スタンダードラインに+30%ミックス(白髪率が少ない場合は+20%)
【ENOG】プレイライン
☑スタンダードラインよりも濃い色味で作られている
☑ブリーチ対応ライン
☑より高発色で高彩度な色味を出したい場合におすすめのカラー
①色調をコントロール
オルディーブなどは単品でも狙いの色を出すため既にブラウンや補色が入っており、アンダーと補色の関係性を意識せずとも狙った色味を再現できました。
一方でミックスして使用した際に濁ってしまったり、複雑なカラーが難しく、カラーの幅が狭くなってしまう部分も…
その点で大きく違うのがこの「ENOG」。
補色やブラウンが含まれていない彩度の高い染料設計で濁りにくく、自由に色調をコントロールできます。
従来のカラー剤は主剤と助剤である染料中間体とカプラーのバランスが均等でなかったため
ミックス時に余った染料が反応してしまい、思っていた色味が出ない場合がありました。
「ENOG」では主剤と助剤がバランスよく配合されていることでミックスしても染料が余らず、濁りのない狙った色味を出すことが可能になります。
②発色速度を整える独自技術
「ENOG」では発色速度を整えるスピードバランステクノロジーが作用。
どちらか一方の色味の発色速度が異なると、片方の色味が強く出てしまい思った色味と違う色味が出てきてしまいますが、「ENOG」ではスピードバランステクノロジーにより発色速度を整え、狙い通りの発色が可能となります。
また、素材状態の違いによる色ブレも抑制し、安定感のある発色に。
③アルカリダメージを低減
「ENOG」にはヘアカラー中のアルカリによる毛髪構造の崩れを抑える成分『TPコンプレックス』*1を配合。
カラーによるダメージに対しての耐久性が向上し、傷みにくい髪を維持します。
*1 T=タウリン[毛髪保護成分] P=PG[湿潤成分]
④フローラルフルーティーの香り
カラー残臭とも調和する香調設計で、施術中もカラー後も心地よいフローラルフルーティーの香り
※「ENOG」アルカリカラーと塩基性カラーの共通配合成分
類似色の使い分け
「ENOG」のアルカリカラーにはいくつか類似色がありますが、それぞれ使い方が違います。
彩度や質感などを場合によって使い分け、理想の色を作りましょう!
「ENOG」色づくりの考え方
「ENOG」の色づくりについて、ベーシックな使い方はブリーチオンカラーとして「ENOG」をクリア・ホワイトで薄めるなどして使用します。
絵を描く事と同じ考え方で、白いキャンバスに色を乗せるイメージです。
仕上がりを決めるのは「アンダー」×「ティント(カラー剤の色味)」。
「ティント」には目指す仕上がりを表現するための「希望色」と「アンダーに合わせて」調整する「アンダーコントロール色」があります。
【STEP1】希望色を作る
カラー剤を選んでミックスするなどし、「希望色」を作る
[リフト力が必要]→スタンダードライン
[リフト力が必要でない]→スタンダード・テクスチャーパレット・プレイの各ラインから選択
[低彩度にしたい]→ブラウン・モノトーン・クリア・ホワイト・ベージュ・グレー・シルバーなどをMIX
[高彩度にしたい]→スタンダードの7色相・プレイライン、さらに高彩度にしたい場合は塩基性カラー
【STEP2】「希望色」だけで仕上がりの色が作れない場合、「アンダーコントロール色」を加える
[アンダーの赤味が気になる]→グリーン系・ブルー系
[アンダーの黄味が気になる]→バイオレット系・ピンク系
【STEP3】「希望色」「アンダーコントロール」のミックス比率を考え細かい調整をする
[濃さを調整]→クリアやホワイトで薄める
[白髪がある]→グレイブースターをミックス
第2剤の選択
[6%]トーンアップ・グレイブースター使用時
[3%]トーンダウン
[1.5%]トーンダウン ※根元などをリフトさせたくない場合や発色を緩やかにしたい時
【ENOG】塩基性カラー
【ENOG】ホリッカーライン
☑アルカリカラーと相性が良く、組み合わせて表現の幅が広がるカラー
☑鮮やかに発色させたい場合に使用できる
☑色幅が多く、同じカラーの中で濃い・薄いカラーの絶妙な色味があるので単品でも使いやすい
①ミニマルな染料設計で絵の具発想の色づくり
従来品では染料数が多く褪色していくと色相が変化してしまったりミックスすると彩度低下が起こりやすかった染料設計も、「ENOG」は厳選された三原色の染料設計で絵の具のように直感的にミックスできます。
また褪色時にも色ブレせずに抜けていきます。
②アルカリカラーと好相性
また、アルカリカラーと相性が良く、従来品ではアルカリカラーに塩基性カラーを重ねると染料設計上色味がぶれたり変色する恐れがありましたが
「ENOG」のミニマルな染料設計では重ね塗りをしても彩度が落ちにくいので変化しにくく色味を保ったままカラーの幅を広げることが可能です。
③毛髪補修成分でブリーチ毛をケア
「ENOG」にはミルボン独自の毛髪補修成分「MX-CMADK」*2が配合。
MX-CMADKの成分が作用すると毛髪内部構造の乱れを整えます。
足りないものを補給するだけにとどまらず、毛髪内部構造の再生を行う一歩先のケアを実現しました。
この成分は毛髪強度をケアしてくれる「Aujua[オージュア]」シリーズ「イミュライズ」にも配合されている成分です。
*2 カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン(羊毛)
「ENOG」ホリッカーライン スペック
「ENOG」ホリッカーラインの各色の濃さの目安
適正アンダーレベル
塩基性カラーはアンダーレベルが低い場合、想定している色味を出すことができません。
「ENOG」ホリッカーレッド・ホリッカーオレンジ・ホリッカーパープルは濃さの幅があるため16レベル以上でも表現可能な色味ですが、その他のカラーは18レベル以上ではないと思っている色表現が難しいため、アンダーレベルをしっかり見極めましょう。
ムラを防ぐためのコントロール方法
ムラを防ぐために重要なことはダメージレベルの見極め。
①ダメージレベルの差に合わせて薬剤選定を変える
【対策】
同じ明るさに見えてもダメージ部分は濃く染まるのでダメージレベルの差に応じて「ホリッカークリア」「ホリッカーホワイト」で30~50%薄める
②アンダーにムラがあり、塩基性カラーできれいに仕上がらない
【対策】
アンダーにムラがあるときは塩基性カラーだけで仕上げず「アルカリカラー」でベースを整えてから塩基性カラーを乗せることで均一な仕上がりにすることができる
「ENOG」はアルカリカラーと塩基性カラーの相性が良いので、使い方次第でより理想の色味を作り出すことが可能です。
アルカリカラーと塩基性カラーの相性検証
今回紹介した「ENOG」のアルカリカラーと塩基性カラーをミックス・重ね塗りをし、相性について検証してみました!
詳しくはこちらの動画で紹介しています。
【2022新色カラー】ミルボンENOG(エノグ)についてご紹介!
「ENOG」のまとめ
・塩基性カラーは厳選された3原色により彩度低下が起こりにくく褪色過程もきれいに
・アルカリカラーと塩基性カラーの相性が良く、重ねても色が沈まないのでカラーの幅がアップ
直感的に色をミックスできるので、絵の具のように自由な色づくりが可能です。
今回の「ENOG」は美容師さんには挑戦的なカラー剤でもあり、持っている知識・技術を存分に発揮できるような楽しんでカラーを表現できるカラー剤でもあります。
「ENOG」を使いこなして誰もまだ見たことがないデザインを作り出しましょう!
製品概要
ミルボン ENOG
- メーカー : ミルボン > ENOG